断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ブカブカのスーツと「のどぐろ」御飯

きょうは晴れて少し風があった。春らしい日和でなんだかいい気分だ。

春は好きだ。陽が長くなるし日差しの角度が強くなっていくし、何より春にはいい思い出がたくさんある。嫌なこともたくさんあったと思うけれど、そんなことはすっかり忘れてしまった。

春は良いのだ。

さて、ブカブカのスーツ。

ブブカではない。あの人は世界記録を何度も更新して、棒高跳びの鳥人と言われた人だ。オリンピックとは相性が悪かったみたいだけど。オリンピックといえば、東京オリンピックはまだ開催する予定なのだろうか?現時点で変異株による第四波による感染者が増えているという状況で、どう見ても無理筋だと思うのだけれど。

それはさておき。

去年6月の食道胃接合部の術前から14キロ痩せた。術後暫くは満足に飲み食い出来ないだろうという予測のもとに、わざと体重を増やすように飲んだり食べたりしたというのもあるけれど。9か月経って、最近やっと人並みの一人前を食べられるようになり、体調の良し悪しもあったけれども体重はようやく下げ止まった感がある。しかしあんまり「おなかが空いた!」というような空腹感が訪れず、食べようと思って食べないと食事の量が減ってしまうので、意識して食べている。プロテインドリンクなども飲んでいる。体重のコントロールに苦労してきた人生が嘘のようだ。

現在BMI=21くらい、体脂肪率15.5%

さして運動はしていないので、体格はわりと貧相だ。筋トレでも始めないといけないのかな。

で。

仕事で着ているYシャツやスーツがブカブカになった。わりとみっともないと思うのだけれど、着れるのだし、買い替えもせずに着続けている。

しかしスーツというのは「suit」なわけで、ぴったりフィットするという意味合いがあるだけに、ブカブカなのはえらく格好悪い。

誰もわたくしのことなど気にしていないだろうから良いんだけど、あれだ、ブカブカのスーツは振込み詐欺の受け子のようだと思った。

しかし年端もいかないヤングがブカブカのスーツで受け子というのならまだ分かる(分かってはいけないが)けれど、50過ぎたヲッさんがブカブカのスーツでは受け子よりも惨めな気がする。けどもまぁ私ゃ給料ドロボウみたいな労働者なのでそれはそれで給料振込み詐欺みたいなものだから良いのかなと思ったりしている。ごっちゃんです。

 

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NYでお米を売っているところから買ってみた「のどぐろ御飯」のもと。えらい美味かった。のどぐろは食べたことが無いのに、なんだろう昔食べたことのある白身魚の濃い風味がした。カレイだなたぶん。カレイ目はスズキ目から分化したらしいし。カレイだ。しかしカレイの炊き込み御飯って聞かないな。骨が面倒だからかな。きっとそうだ。

カレイといえば、むかし、宮城県沖地震(2011年の「東日本大震災」ではなくて、そのずっと前の1978年)の直前に、今は亡き親父が30センチ以上もある大きなカレイを釣り上げたことがあった。あれはカッコよかったな。煮つけも美味かった。

カレイか。こちらではヒラメは見かけるけど、カレイは見かけない。塩焼きが食べたいな。