断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

疼痛と不眠を抱きしめて

デクサメタゾンというステロイドで元気になったら、今度は夜なかなか眠れなくなった。神経が昂ぶるとまでは言わないけれど、瞼が下がってこない。夜食事をして一瞬眠くなるけれど、歯磨きしてしまえば目が覚めてしまう。困ったものだ。

家人が寝た後に、パソコンのゲームや、職場の人が勧めてくれた写経をしてみるけれど、写経はさておきパソコンのゲームはやっている間に寝てしまうのに、いざベッドに入ると覚醒してしまう。

ベッドで横になって安静にしていると、患部の肝臓とその上胆嚢付近に疼痛があるからだ。疼痛といってもイタタタという痛みではなく、ジワリと痛い程度、咳や深い呼吸や寝返りを打つと嫌でも「そこにあるからな!」と思わされてしまうやつで、オキシコドンなどの痛み止めを飲むほどでもないな、という感じのやつだ。しかし眠れない疲れというか、頭がボンヤリしてしまうのはのは地味に辛い。これに痛み止めのオキシコドンや、吐き気止めのロラゼパムなんかを飲んでしまうと、危なっかしくて車も運転できない。

眠気は昼寝して調節できれば良いけれど、仕事のある日はそうもいかない。まー、うとうとしてしまう時も正直あるけれど。

それでここ3、4日は、覚醒元気ドーピングステロイドでのデクサメタゾンを朝早め6時くらいに飲む、とかやってみるのだが効果は薄い印象。眠れないからと夜も椅子に座っていれば腰や首が痛む。結局ベッドで横になって、多少でもウトウトしたほうが良いのだとろう気づいた。同じような短い夢を何度もみるけれど。まだこんな時間かと時計を何度も見たり。

しかしこれも3日後に化学治療が始まれば、また色々変わるのかも知れないと希望を持っている。そうかあと3日か。どうかこれが効いて、肝臓の転移癌が小さくなってくれば望みはある。遺伝子パネルに出しているという組織検査の結果次第では、免疫治療の可能性もでてくる。ステージ4だからと言って、ああもうアカンやんそれ、簡単にハイそれまでよ、というのはひと昔前までの話しなのだ。原発の食道癌は手術で取り除かれている。

ともあれ、化学治療までにまたしっかり食べて、体力を落とさないようにしないといけない。

昨夜は、パスタ(乾麺で)1人前として90グラムを茹で、オリーブオイルをザブザブ(カロリープラス)絡めて、ツナ缶にマヨと、紫蘇と刻み海苔に梅干しを載せて食べた。結構イケた。家人も美味いうまいと食べていたので何よりだった。パスタはソースに工夫をすればかなりカロリーと栄養価を稼げると思う。カルボナーラのカロリーって高くなかったっけ?これに付け合わせに、豚か鶏のピカタなんかがあれば最高なんだけどな。酒が飲めないからいいか。さけはそもそも飲む気がしない。いや口に入れたら飲んでしまいそうだけど。

カロリーといえば、腹ペコヤングの大好物、カレーパンが食いたいが、日本のパン屋が無い当地で入手するのは至難の技。他州の工場で作ったものが少量、遠くの日本食料品に入荷するのは知っているが遠い。しかも1個4ドルもする。4ドルのカレーパンって何処のブルジョアだ?

やはり自作するしかない。

生地さえ仕込めれば意外と簡単ではあるのだけれど。休みの日に体調が許せば作ろう。

 

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これは確か、春先に作ったカレーパン。残り物のカレーが半人前150gもあれば、カレーパン5個は出来る。10個くらい揚げて売りに行こうか?ってくらい美味い。煮詰まった残り物のS&Bゴールデンカレーですよ???