断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

ステージ4

よし今朝は調子が良い。

さて、体調が悪く更新が滞りがちだけど、記録は大事なので書ける時は書いていく。

今朝、ようやく肝生検の結果が届いて、やはり食道癌が原発の肝転移癌が確定。遠隔転移だからいわゆる「ステージ4」だ。

食道癌の手術から半年後の検査(CTスキャン)で疑いが見つかったのは早ぇなぁと思ったけれど、まぁ肝臓や肺への転移は4、50%で見られるということで珍しくはないそうだ。

この肝生検で組織を遺伝子解析にも出されていて、1番マッチする抗癌剤と放射線治療が今後の治療方針となるだろう。分子治療や免疫チェックポイント治療というのもある。少し前なら、肝転移癌で手術適用でないとなれば、なかなか厳しい話しだったけれど、医療の世界は日進月歩。色んな治療方法がある。希望はある。全部調べたので驚きはない。現実を見て出来ることをやるだけだ。

とはいえなるべく食べて体力を落とさず、治療に向かうくらいしかないのだが。

しかし去年の10月後半くらいからの倦怠感はすでにこれが理由だったのだろう。微熱も説明がつく。仕事が休めず忙しかったなどというレベルの話ではなかった。

ところで先日の入院だけれど、結局色々調べたものの、胆嚢炎でもないことが分かり、抗生物質と解熱剤と痛み止めを打たれ続けただけの4日間だったということになる。医者が言うにはよくわからないけれども、胆嚢は肝臓の上にある臓器だから、癌を発症している肝臓のなんらかの理由で一時的な炎症が起きたのではないかとしか言えないとにことだ。何じゃそりゃ。

しかし動けないほど痛かったし熱も38℃を超えるくらい出たし、家でうんうん唸っているよりは入院して様子を見て貰えたのは良かった。今後同様の症状が出たらどうするのかわからないけれど。とりあえずは肝臓の治療、化学療法と放射線療法が始まるまで、体調は万全ではないことを自覚して、恐る恐る、暮らしていくしかないのだろう。

呑気でお嬢様みたいな職場の人事担当の上司は、とても良い人で、色々配慮していただいて感謝しているのだけれど、一昨日13日に退院してきて取り敢えず20日まで休めというのはわかる。しかしその先今月いっぱいくらい休んだらどうか?と言ってきたのには驚いた。給料が入らなければ病気の前に家賃が払えず路頭に迷うわ!いや実際には2、3ヶ月くらいはそんなことないだろうけれど、あの上司は絶対食うに困ったことがないお嬢様である。カネのために働いたことがないのだ。まぁそういう人も居るんだなぁ。

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入院中の食事で頼んだリンゴ。マッキントッシュだろう。美味しくはない。が、造形をマジマジと見つめていると、「薔薇科」だなと思う。

入院中の食事については酷すぎて殺す気かと思ったので、また改めて書こうと思う。