断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

掃除機をガーガーかける達成感について

医者から電話。案の定、保険会社の認可待ちで、明日のPET/CT Scanがリスケジュールとなる。3日後の金曜日に変更したけれど、これも保険会社がそれまでに認可するという前提の仮予約なので、前の日になってみないと分からない。焦って気を揉んだところでどうしようもない。世の中そんなもんである。

住んでるアパートのマネジメントからメール。エアコンの暖房を明日切りお湯を抜き、金曜に冷房に切り替えるとの由。天気を見るとthat makes senseで、木曜日には22°C、金曜日には29°Cの最高気温が予報されている。先週の土曜の朝の最低気温が3°Cだったけれど、この土地には夏と冬の間に、短い秋と春があるだけなのだ。証拠に日本から持ってきた、春や秋に着るような長袖のシャツが、20年経ってもまだ痛みもせず現役なのだ。今週末は大掃除と衣替えだな。加湿器も洗って仕舞わなければ。

明日のPET/CT Scanが延期になったので、24時間カフェイン禁止や運動禁止、低糖質の食事のシバリが解ける。もう今夜は飲むことにした。これが飲まずに居られるか。

昼食は圧力鍋でじっくり玄米を炊いた。卵焼きも焼いた。

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ゆっくりと食事を作ってゆっくりと食すというのはなんとも贅沢な事だ。他にやることが無いからではあるけれども。しかし癌と言われて酒を止めたから良かったものの、以前の調子だったならば、間違いなく昼からガブガブ酒を食らっていたのは間違いないわけで、このSARS-CoV-2のシャットダウンのタイミングと癌で禁酒したのとの素敵なタイミングは、何とも不思議な気持ちになる。

別に炊飯器で麦飯も炊いた。これは主に私の弁当用。飯さえあれば、あとはサバ缶でもあれば弁当としてはどうにでもなるわけで。当地出前なんぞをオーダーしたら、最低でも$20は飛んでいく。コンドルは飛んで行く(©️サイモン&ガーファンクル)。シャットダウンで苦境ある飲食業界を支えたいのも山々だけれど、極私的には入院手術を控えており、病休と有給休暇をフルで使っても少し足りない計算になり、収入減が予想されるので、すまぬが少し節約なのである。

夜は飲もうと決めたら、元気が出たので、久しぶりにガーガーと掃除機をかけた。手術したら暫くは動き回れないだろうし、暑くなる前にいいタイミングだったと思う。掃除機に沢山溜まったゴミ主にホコリやチリをザッと捨てると、達成感が大きい。気を良くして散歩に出る。

カリフォルニア州が、あと3か月のロックダウンの延長を決めたとのニュース。うわっ、8月いっぱいか!IT企業は良いだろうけど、観光産業は大打撃だろうなぁ。と?株式市場はガッカリ気味に反応して2%の下げ。そうだろうよそれは。NYなんかよりもSARS-CoV-2の抑え込みに成功しているとみられているカリフォルニアでそうなら、アメリカの他の都市はいつまでロックダウンなんだ?という終わりの見えないガッカリ感がある。

とまれ、今日は掃除機をガーガーかけて気分が良いので、酒を食らって嫌なことは明日目が覚めたら考えようではないか。