断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

コロナじゃなくて二日酔いだった

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頭痛と喉の乾きと怠さで身が覚めた。や?これはコロナか?つまらない事になったと思った。何処で貰って来たんだろう?2日前に買い物に行ったスーパーだろうか?そういえば、セルフレジで異様に近いオッさんが居て嫌だったな。待ちきれない様子で真後ろに付かれて、カタカタと出てくるレシートを私に取って渡してきた。おかしなオッさんだったな。などと考えながら起き出して、冷めたお茶を飲んで体温を計る。97°F = 36.1°Cで、まずは平熱だ。

もうすこしお茶を飲んで考える。いやコロナじゃ無いな、二日酔いだ。身体中に毒が回ったやつだ。

体調も良いし、6月までは治療も無いので、昨夜久しぶりにビールを飲んで、そのあとウイスキー&ソーダなんかを調子よくクイクイ飲んだのだった。いや、午前中にも飲んだ。家人が友人たちと「オンライン飲み会」をすると言うので、朝9時から飲んでいたのだ。日本と何処かヨーロッパの国に住んでる人と3人で何か楽しそうに会話していた。となれば私も飲まないわけにいかないと思って、ちょうど職場の人からお裾分けで頂いたテビチーをツマミに、朝10時くらいからウイスキー&ソーダをクイクイと調子よく飲んだのだった。2か月ぶりの飲酒にしては調子よすぎた。もう少し用心して飲むべきだった。ヒルネして、夕方、散歩に起きた時に少し頭が重たかった。思えばここで毒が回り出していたに違いない。気にせず夜にまた飲んだのが決定打だったのだろう。毒の代謝が追いつかなかったのだ。

年明けに禁酒するまでの酒量を考えると、大した事はないと思ったのだけれど、暫く飲まないでいるうちに、肝臓もそのアルコール分解能力を忘れていたのではないかと思われる。ん?なんだなんだ?アルコール?なんて聞いてないぞ?と、肝臓的にも相当慌てたに違いない。知らんけど。

ともあれ、朝、起きたものの、頭痛と怠さで動く気も起きなかったので、少しだけ食べて水分をとって横になっているうちに、ウトウトと寝てしまった。

ようやく起き出した午後には、すっかり毒が抜けたようで、元気に散歩に出かけて、食欲も出た。コロナでは無かったようで何よりだった。調子に乗ってまた飲みたいところだったけれど、今夜は止めておいて大人しく寝て、明日飲もう。

今日、このエリアでは「老舗」と言われる日本食レストランが閉店するという話しを聞いた。3月の半ばから持ち帰りか配達以外での営業が出来なくなって、もう1ヶ月半が経つ。飲食は繁華街の立地が勝負みたいなところがあるから、ダウンタウンの一等地に店を構えるくだんの日本食レストランは、家賃だけでもかなりの運転資金が要るだろうから厳しかったに違いない。買い支えると言っても、ウチは普段から外食や持ち帰りを利用しないので何とも利用のしようが無い。

明日はけれど近所の日本食レストランに持ち帰りの刺身でも頼んで、家で手巻き寿司でもやって食べようと思う。

コロナが落ち着けば世界はまた元に戻る、と思いがちだけれど、そうではない違う世界に変化していくのだと思う。学校もビジネスも、何処かに大勢集まらなければ出来ない訳でもないということが証明されてしまった。人は人と接触を避けるようになった…一部のお喋り好きを除いて。医師や看護師が危険際まりない過酷な仕事だということが分かってしまった。スーパーやドラッグストアや量販店で働く人々の悲鳴がtwitterに絶えない。世の中はどうなってしまうのだろうかとボンヤリ考える。