断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

癌の記事

 

日本人の癌で死亡した死因のNo.1は大腸癌で、検査をして「要精密検査」となったのにもかかわらず、3割が再受診しないという。

大腸癌は、早期発見早期治療で、生存率も高い癌なのに、もったいない話だ。

それから、「癌」と告知されて、鬱や抑うつ状態になり、告知から1年以内に事故や自殺で亡くなるリスクが24倍にもなる。(国立がんセンター調べ)

なぜ、自分が癌になってしまったのか?と生活習慣や食生活に原因探しを始めてしまい、極端に「仙人のような」生活に転換しまって、ストレスをため込んでしまう人もいるという。

記事中の医師によれば、癌の原因の6~7割は、偶然に起こる遺伝子のコピーのエラーであり、次いで生活習慣、ストレスや遺伝の影響は小さいという。

生活習慣についても、たばこの影響が比較的大きいとされている以外は、野菜不足などの影響は小さいのだという。

記事中にもあるけれど、私も、癌や病気の原因は、ストレスの影響が大きいと思っていたのだけれど、強いストレスに長期間晒されている紛争地域や被災地などで、癌になった人の割合が増えているというデータがないということから、ストレスの影響はそれほど大きくないのかもしれない、と思うようになった。

(ただし、ほかの疾病、脳疾患や心疾患に関しては、被災地では増えるという報告は多数見つかる。これらに関しては、ストレスに加えて、運動不足や水分や薬の不足など、大きな要因なのではないだろうか。)

https://www.med.tohoku.ac.jp/d_report/report/doc2/14-08.pdf

https://plaza.umin.ac.jp/GHDNet/circle/12/w511-03.pdf

 

とまれ。

癌と告知されたら、それと向き合って、正しい情報を得ることが大事だとおもう。

国立がんセンターは、癌の治療だけではなく、「癌と共に働く」など、様々な情報を出している。

ganjoho.jp

 

 

hc.nikkan-gendai.com

ふたつめ。

日本でのドラマらしい。

私がさいしょに食道癌と言われたあとに、紹介されたのがまさに「腫瘍内科医」で、抗癌剤治療を専門とする医師だった。

それから検査ののち、手術適用ということで、こんどは腫瘍外科の医師を紹介された。

その腫瘍外科からのセカンドオピニオンが出て、手術前に、放射線と抗癌剤による術前治療を進められて、放射線腫瘍医のところに紹介された。

なんだか、あっちこっち、医者を行き来して、少し時間を食った気がしないでもないのだけれど、それぞれの専門の医師の意見を聞けたし、最終的に治療方針に納得できたので、良かったと思っている。

(治療はまだ始まっていないのだけれど。)

日本では(今はどうか分からないけれど、親父が癌を患った20年前の記憶では)「外科」と「内科」、切るか切らないか、みたいな分け方であったように思う。

保険点数とかなんとか、きっとヤヤコシイ仕組みも関係しているような気もする。