Real ID / 二黄卵
Real ID
アメリカでは「ID」(身分証明書)というと、通常は車の免許証で用を足す。
(あ、軍人さんのIDもあるけど。あれはアレで、階級と給料の基準なんかが明記してあって、結構エグいなと思う。あと軍人さんはアレだ。日本を除く世界共通でエバる輩が多いなぁ、と思う。世論ですよそれは。まー話が長くなるのでまたそれは別の機会にでも…)
Departmant of Homeland Security (国土安全保障省)が、各州に、運転免許発行の際に現住所や本人の確認、米国での合法的な滞在資格等の確認を済ませた者の免許証のみに「Real ID」としての機能をもたせ、政府機関や空港のセキュリティーで通用する「ID」として認める、という法案(The Real ID Act 2005)が通ったので、すこし面倒なことになった。
運転免許の更新なんて、Webサイトでクレジットカードで更新料を払って、新しい免許証が郵送されてきてお終いなのである。
州によっては、○○歳以上は視力テストを受けに来いとかいうルールがあったりするけど、visaの縛りの無い市民ならば、高齢者でもない限り、免許の有効期限は7年とか8年にいっぺんだ。
わたくしの免許証は、他州から引っ越してきて書き換えるときに申請出来なかったので、このReal IDの審査を受けておらず、政府機関や空港でIDとして使えない。
すこし前までは経過措置として使えたけれど、近年駄目になったようだ。
ただの運転免許証だ。
この免許証が、有効期限1年を切ってしばらく経つので、そろそろ更新しなければいけない。
この機会に「Real ID」化させておこうというわけだ。
通院治療で忙しくなる前に、こういう雑事は済ませておきたい。
免許が切れてしまう9月には、入院手術も済んで、自宅療養も終えて職場に戻っている予定だけれど、人生何があるかわからない。
宝くじなんかを当ててしまって、バハマ辺りのプールイサドでトピロカルなドンリクでも啜っているかも知れないではないか。知らんけど。
免許証をReal ID化するには、本人が1度出向く必要がある。
免許センターみたいな役所は、いつでも人が一杯で、待ち時間は1時間以上だ。
せめて日本の免許センターのように、不味いカレーでも供する食堂でもあれば気が紛れるかも知れないけれど、そんなものはない。
うるさいテレビが掛かっているだけだ。
面倒だけど仕方がない、パスポートだのソーシャルセキュリティカードだのを揃えて、でかけて行こうと思っていたのだ。
今朝までは。
あさ起きて、気温が-5℃というのを見て、挫けた。
寒い中出かけたくない。
来週にしてもらおうと思った。
...しかし免許が失効してしまったら厄介だ。
と思って今調べたら、(わたくしの住む州では)失効1年以内ならば,、罰金もなく更新できるようだった。
失効して1年以上過ぎると、視力、知識、運転技能のテストをフルで受けなければいけないらしい。
これは予約を取るだけでも面倒そうだけど、失効して1年以内なら面倒ではないというのを知って少し安心した。
来週寒くなさそうだったら行く。
たぶん行くんじゃないかな。
そういえば先日、卵を割ったら双子だった。
二黄卵
おおおっとなった。
「二黄卵」と言うらしい。
何か良いことがあるかもしれないと思ったけど、何も起きずにずいぶん経った。
何事もないのは良いことではある。
双子の卵は、ある程度狙えるような気がする。
「特大」Extra largeの卵を選んで買う。
すると偶に入っている。
何時だったか、買ったひとパックのうちの殆どがこれで、おーっと驚いたことがある。
日本では、黄身悪がられもとい気味悪がられがち、だそうで、分かるぶんには取り除いて売られていることもあるらしい。
マヨネーズなどの加工用に回されるそうだ。
わかる。
電話なんかで問い合わせられても、いちいち説明するも面倒だろう。
他方、「得した気分」などと、選好して売られていたりもして、Amazonなんかで「二黄卵」と検索するとヒットする。
二黄卵を産むのは、ほぼ若い鶏らしい。
異常でもなんでもないらしい。
三黄卵とか四黄卵の記録もあるという。
若い雌鶏には若いめんどりの事情があるのだろう。
しかしこのWikiの「鶏卵」の項目は、読みごたえがあって良い。
とても良い。
勉強になった。