食道がん / 外科医との Consultationの結果
さて。
外科医との面談を終えて帰ってきた。
結論から言うと、私の食道と胃のジョイント部分に在るステージIIB(T2N0M0)の食道がんは、サッと切るという医師と、術前に放射線&化学治療を施してから手術するという医師とで意見が分かれるということだった。
きょう話を聞いた後者曰く、PET/CT ScanやUltrasoundでもリンパ節への転移が認められない場合であっても、手術後の病理検査でリンパ節への転移が見つかる事例が10%~20%はあるという。そして術後に放射線治療となると、(切った食道下部と胃の上部を繋げた部分の)放射線の照射範囲も広くなるし、化学治療も場合によっては体力の回復を待たなければならないことになる。根治を目指して、術前放射線&化学治療を勧める、という説明だった。
なるほど。
日本の国立がんセンターの説明では、ステージII期の食道がんは、まず化学治療(+放射線治療)を行ってから手術をするというのが標準治療であるようだ。
また、「がん研有明病院」によれば、食道がんは、化学療法と放射線治療の併用で治ることもあり、近年、外科手術と変わらない治療成績をあげているとも考えられるものの、長期的な治療実績の比較がないので、手術可能な場合は手術を行う。との記述もある。
というわけで、きょう入院手術のスケジュールが立つのかなと思ってたけれど、これから2,3か月は放射線+化学治療、そのあと間をあけて(外科医によれば8週間)外科手術となるようだ。
外科手術はお腹と背中を切開する大がかりな術式となり、手術後ICUに48時間、その後2週間ほどの入院、その後自宅で1,2か月の療養(+訪問看護)が要るだろうとのこと。
おおお…長い長い治療となるな。指折り数えると、夏の盛りに治療療養して、仕事に戻れそうなのは9月か10月か。
今年は(職場の片隅にこっそり)紫蘇と三つ葉の種を蒔けるだろうか。たぶん蒔けるだろうけど、誰かが水をやってくれるだろうか。うまくそれらが繁ったとして、採取して食卓にのせられるだろうか。などとボンヤリ考えている。
慣れない町まで運転してきて疲れている筈なのに眠くならない。
メラトニンをもう一錠飲もうかどうか考えている。