断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

医者との面談など

f:id:dv6:20200128061743j:image

バスケットボールの事は殆ど知らないけれど、名前くらいは聞いたことのある元スター選手が事故死というニュースを見る。御令嬢も一緒だったとかで、何とも痛ましいニュースだ。41歳。病気でもなくて今日元気でも、明日は知れないもんだなぁと、世の無常を感じる。Rest In Peace. ご冥福をお祈りします。

しかし事故死はキツイなぁ。元気だったひとがある日突然居なくなる。残された人は、受け入れがたいだろう。病気や老いならば、さよならをする時間は多少なりともあるわけだから。

今日は癌専門医(oncologist)との面談。先日のPET/CT Scanの結果の説明を受けたり、今週受けるUltrasound fine needle aspirationの説明を受けたり、抗がん剤の説明書を貰ったりした。明後日のUltrasoundの結果からステージの確定をして、今後の治療方針を決めるという段取りだろう。PET/CT ScanのGood newsは転移がないこと、など、事前に調べて予習していったことと相違ないことを言われる。ノーサプライズ。予習は大事。医学用語の英語など予習していかなければさっぱり分からないし。そりゃそうだあれはラテン語だもの。

治療プランとしては、食道癌下部胃との接続部分付近にある癌の浸潤が浅ければ、サクッと内視鏡で切除となるし、そうでなければまず抗がん剤を5週間間ほど投与して様子を見て、場合によって歯はさらに放射線治療をしてから手術、いう流れになる模様ともあれ、あとは明後日のUltrasoundの結果を見てから。Youはまだヤングだしhealthyだから、agressive に治療するのだ。と言われましたね。そうかヤングなのか… (60〜70代に好発する)食道癌患者としてはヤング、だと思うけど。確かに他に基礎疾患は無いし、抗がん剤や放射と治療や手術に耐えうる体力はあるとは思ってはいる。けども。しかしアクティヴな癌細胞を叩いて縮小または死滅させる毒物を注射したり放射線を浴びせるわけだから、人間本体もdead or alive かなりダメージを受けるに違いないのである。と静かに覚悟しているところでもある。まーどうせ拾った人生。行けるところまで行くのみですわ。治ったらいいなぁ。いや今回は治すど。

 

病人が集まる医療機関不特定多数の人間が居る場所に行くということで、マスクをかけていったら、採血する係のヲバさんに、新型(コロナ)ヴァイルスこの辺でも患者が出たらしいねぇ、などと言う話になる。手洗い消毒、洗ってない手で不用意に顔や目を触らない。基本ですね。

しかし翻ってウチの動物園みたいな職場では、しょっちゅうゲホゲホしている人がいるし、職場で爪切りを欠かさないみたいな衛生観念がイカれてしまってヲッさんも居るので、全くもって油断がならない。共用の電話やパソコンなんかは出勤時に抜かりなくアルコール消毒しないといけない。

しかし保険会社がエゲツない。医者に行って帰ってきたその午後に早速電話をかけてきて、保険会社勧める(持ち出しがより少なく契約してあるであろう)医療施設に行けと勧めてくる。あなたもお金を節約出来るなどと言う。うるさいぞ。こないだのPET/CT Scanのinitial stagingも3週間も遅らせたお粗末な事務手続きをしておきながら、何を眠たいこと言うてますねや。私には私が選んだ医者に行く権利があるわけですよ。保険会社は契約に応じてそれらの医療費をカバーすれば宜しい。と、保険会社のWebサイトに行って、これまでの請求書だのカバレッジだのを確認しようと思ったら、サイトが落ちてる。まったく何やってるんだか。5時間経ってもログイン出来ない。何か嫌がらせを受けてる気がしてきたな。

 

夕方プールに行く。気分良く泳いで、シャワーでも浴びてようとすると、お湯が出ない。目一杯Hにひねっても、ほぼ水。なんじゃそりゃー。まーけど冷たい水道水というほどの冷たさではなくて、摂取で言うと20°Cくらいかな。ぬるいよりも冷たい水。に耐えてテキトーに身体を洗ったり洗わなかったりして、早々に出てきた。外気温5°Cくらい。運転して帰ってくる道すがら、身体が冷えてしまった。いかんいかん身体は冷やしてはいかんのだ。今日は思わぬトラップに嵌ったな。家人は殊更寒さに弱いので、帰るなりバスタブにお湯を溜めて暫く浸かっていた。

夕食は、野菜コンソメスープ、いつ作ったか覚えていないハヤシライス、野菜茹で卵のサラダ、カブのぬか漬け、おから、南京の炊いたん、炭酸水。

食後家人が胸のあたりが痛むと言い、横になる。収まったと言ったら今度は脇腹あたりが痛いと言う。寝れば大丈夫と言って何の片付けもせずに早々に寝てしまった。

脳や心疾患ではなさそうで、症状から思い当たるのは、帯状ヘルペス由来の肋間神経痛あたりではないかと推測。いや医者か俺は。大事ないと良いけれど。ここ1ヶ月、私が癌の診断を受けてから、保険会社への電凸や医療情報の検索、医者への質問事項のまとめなど、随分と心労をかけてきたからだと思う。申し訳ない。