春節 / Ultrasound fine needle aspiration

新年おめでとうございます。

めでたいことは良いことなので、旧正月もお祝いします。Chinese (Luner) New Yearは米国でもわりと認知されてて、うちの地域ではDCにチャイナタウンがあるし、ベトナム系移民も多いし、アメリカ人とて意識高い系の人々がわりと住んでるので、あーアジア人の正月ネ、くらいのことは知られてると思います。先日、(いつも顔を合わせる)プールのコーチをしている女性から「Chinese New Yearはいつ？」って聞かれたりしました。調べておいてよかった、の今年は1月24日です。今年はいまのところ寒さが厳しくなく、もう春節を迎えたとなると、冬を乗り切った気分で嬉しいっすよ。

そして新年早々ちょっと良い知らせ、というほどでもなくて、悪くは無いという程度だけれど、PET/CT Scanの所見が出て、遠隔転移は発見されなかったようです。食道がんは転移しやすい癌で、リンパ節や肺や肝臓や脳などに遠隔転移してたら厄介な話だなぁと思っていたのですよ。とりあえずステージIVまでは進行してなかったようです。少し生存率が上がった、かな。とまれ自覚症状も無いし「誤診じゃね？」と1%くらい疑ってたのも否定されたわけで、やっぱり食道がんに間違いなかったようです。しかし検査から1日半で、本人がwebサイトで自分の検査の結果と所見を見られるってアメリカですよね。たぶん。日本じゃ医者に出かけて行かないと教えてくれないんじゃ無いかしら？10年くらい前に、差し歯が取れてしまって、成田空港内の歯科医に駆け込んで応急措置的な手当てをしてもらったことがあるんだけど、そこで撮ったレントゲン写真ですね、アメリカに帰って歯科医に見せたいからくれと言ったら断られたんですよ。保存しておかなきゃいけないとかなんとかで。意味わかりませんでしたね。無保険で全額自己負担で治療費(8000円だったか12000円だったかそれくらい)を払ったしかも自分の個人情報じゃないですかレントゲン写真って。まーそれ成田空港の歯医者の方針なのかも知れませんが。知らんけど。

それはさておき。

で、次の一手。追っ付けこんどは、最初に胃の内視鏡検査をして病変を発見した専門医から、しゃー、次はウルトラサウンド超音波で検査するで、と電話があって、また来週検査となりました。また絶食かいな… こんどはUltrasound fine needle aspiration という検査で、内視鏡の先に細い針様のものを取り付けて、病変に刺して、病巣の深さや広がりをより詳しく調べる検査みたいですね。食道ってのは薄い膜みたな組織で、すぐ裏にリンパ節があるので、そこまで病変が進んでるかどうか、体に最も負担の少ない内視鏡で切除手術が可能かどうかを診る検査ということなんでしょう。なんだかもう流れ作業のようにコトが進んで行く感じだけど、一応ひとつひとつ調べる限りは調べて、医者や保険会社に連絡をとって納得しながらなので、悪い気はしませんけども。この調子でいくと、あれよあれよという間に治療が始まって、夏前くらいにはひと段落ついちゃうんじゃないかな、という気がしていますよ。願わくばそうありたい。

今日は新月というわけで、晴れてるし、泳ぎに行ったあとの夜空の星がなかなかよく見えました。オリオン座の右肩、ベテルギウスも、言われるほど暗くなってないんじゃない？って感じだけど、前はもっと明るかったかもですね、確かに。昴プレアデス星団の星々は、裸眼で3つ数えるのがやっとでした。若い頃は6つは数えられたけど。はい老化老化。老化は走らない。

夕食は久しぶりに焼いたほうれん草のキシュ。こういうのは油脂や粉をケチらずにどーんと使うのが美味いんですよ。色々配合を変えてずいぶん作ったけど。コストとかカロリーとか考えない。どーんと作ってワシワシ食べる。優勝。

New year's resolution 新年の願いはただひとつ。食道癌を治すことですね。こんどのUltrasoundでステージと治療方針が決まるでしょう。