断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

禁酒3週間目 アルコールと鬱(うつ)気分的なこと

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近所のベトナム系の食料品店が、来月閉店する、と貼り紙がしてあった。ちょっとモヤシを買ったりするのに便利だったのに残念。うちの近所は再開発が盛んで、この店もその煽りを受けたに違いない。平屋の店舗にぐるっと未舗装の駐車スペースがある、取り残されたような場所だ。跡地にはたぶん大資本のチェーン店や高級なレストランやジムなんかが建って、その上にコンドでも建つんだろう。世の流れなのだろうけれど、ちょいとつまらない。愛想のよかったベトナム人のおばさんは何処へ行くんだろう。ベトナム人のお年寄りの人がいつも買い物をしたりお喋りをしたりしていたけれど、どこに行くんだろう。商品の棚はガラガラで、在庫品半額セールだと言うので、もやしのついでにインスタント杏仁豆腐の素を4袋買った。値段を見ないで買ったけど、改めて値札シールを見たら$1.79だった。4つで$3.58ですか。高いんだか安いんだかわからない。けど一袋でどんぶりに一杯分(3カップ)の杏仁豆腐が出来るので、4袋というとどんぶり4杯12カップ2.7リットルくらいの杏仁豆腐になる。ギャル曽根でも少しは苦戦する量だろう。いや一度に食わなくてもいいのだけれど。とまれ適量の杏仁豆腐はさっぱりしてて美味いのですよ。(昨日のエントリ参照。)

 

禁酒の効能。かどうか。

禁酒を始めて3週間が経ちました。基本的に毎日、気分というか機嫌が良いです。以前ほど些末なことに怒らなくなった。落ち込みもイライラも無い気がします。いやもともと鬱々としていたわけでもありませんが。酒が飲めないストレスでもあるのかと思ったら全く無い。食事の時に口寂しいから炭酸水を飲むけれど、むしろ毎晩よく眠れて気分も体調も良い。医者に「食道がん」だって宣告されて動揺してる割にはですね、気分は清明、体調も良いです。顔の浮腫みっぽいのも取れたし。iphoneが顔認証しなかったくらいですからね(実話。)

で、ふと気になってググってみると、出てきますね、「アルコールと鬱(うつ)」の関連。アルコールが鬱(うつ)や気分障害、抑うつ症状をもたらしたり、もとも鬱の症状のある人の状態を悪化させ、自殺のリスクも高める、という事実もあるようです。

参照↓

www.ncasa-japan.jp

www.ask.or.jp

飲酒のスタイルは人それぞれで、飲んで「ハイ」になって騒ぐのが好きなパリピみたいな人もいれば、リラックスした気分で静かに酩酊感を楽しむ人も居るとおもいます。わたくしは断然後者です。独りで静かに飲むのが好き。相手が居たとしても、ひとり、多くてふたりですね。うるさいのは苦手だし、のべつまくなしに人と喋るのも話を聞くのも、酩酊感と思考が邪魔されるので苦手。やー自分で言うのもアレですが、基本的に自宅で独りで静かに飲んでるのだから、害のない酒飲みだ(った)と思いますよ。

酒を断って3週間たったいま思い返せば、鬱は無かったと思うけど、気分障害やムードスイングや怒りっぽさなどは多少なりともあったと思います。それを紛らわせるためにお酒を飲むということはなかったけど、昼間仕事をして、たまに遅くまで残業して、いつもいつも「あー早く仕事が終わらないかな。家に帰って酒を飲みたいな、もー誰とも関わりたく無いな」とは常に思ってました。それゆえに職場でも、他者のミスや言動に不寛容だったり、車を運転してても、些末なことでイラっとしてたりしました。今はあんまりそういうことがありません。他者に関心があまり無いのは変わらないけど、寛容になった気がします。早く家に帰りたいのは変わりないけど。もっともこれは「食道がん」と言われて、私はもはやその宣告をうけた時に一度死んだと思って、二度目の人生をお情けでもらって生かされている、という心境になってしまったからかもしれません。限られた人生の時間が勿体ないと思うんですよ、怒ったり些末な事にこだわって時間を取られたりするのは。