二度目の人生

（いままで休みの日は昼間から酒をかっ喰らっていたものの、禁酒を始めたので暇。なので菓子とかパンとかを焼く。わりと美味いすよ。）

とある人のtwitterに「がんになると人生を二度生きられる」という記述があって、なるほどと思った。いやおれもしかしてあと1，2年くらいで死ぬかもな、と真剣に思ったときに、見える景色も生き方に関する考え方も一変してしまった。これまではだらだらと80歳くらいまでは生きるんだろうか、と老後の蓄えであるとか、リタイアのプランだとか悠長に考えていたけれど、そうもいかないかもな、と思ったとたん、今日も無事帰宅して飯を食ったとか、そんな先のことを心配しても仕方がないとか思うようになった。あまり怒らなくなった。腹を立ててる時間がもったいないからだ。「がん」と宣告されたのが2019年の12月20日のことだったから、あの日不幸にも事故にあって俺は死んでしまったのだけど、いまちょっとオマケで二度目の人生を生きている、と考えると、やり残したことをともあれ生きているうちに片付けようと思うのでありますよ。といっても心配する子供がいるわけでもなく、行きたい旅行には大抵行ったし、食べたいものも酒も散々飲み食いした。惜しいなと思うのは、「戦友」とも言える、アメリカというえげつない異国で、苦楽を共に過ごしてくれた妻との、これからの静かな老後の時間と、（父親は一昨年他界してしまったので）母親よりも早く死なないこと、くらいのものだ。好き放題生きてきた自分の人生自体に悔いはない。まーがんは治すつもりだし、70歳くらいまでは生きようと思ってますけども。「死ぬかも」と真剣に思ったときに、二度目の人生ですね、ありがたく生きています。死ぬこと以外かすり傷ですわ。

今朝は5時ごろ、夢うつつ、といった感覚で目をあける。夢を見ていた気がするけれど、覚えていない。目に映る部屋の中の様子が、夢の中の映像なのか、現実の部屋のものなのか、いっとき判断が付かない。夢のなかで部屋の中の光景を見ていたのかも知れない。トイレに行きたいのに寝てしまいトイレに行く夢を見るやつだ。違うか。

寝床の中でスマホを弄ってメールをチェックしたりニュースを読んだり。もう少し眠れたと思うけけど、すっかり目が覚めてしまう。やっぱりスマホは睡眠の邪魔になりますねぇ。

7時過ぎに寝床から這い出す。

朝食は、お茶、バナナ半分、ハムとチーズのマフィン半分、ヨーグルト、コーヒー。ヨーグルトに浸かって戻しすぎたクコの実はエグ味が出てよくない。あれはやっぱり酒に漬けるかハチミツにでも漬けておくものなんだろう…ぬか漬けにしたらどうだろう？

9°C。晴れて風が強い。冬至のころと比べると、陽の角度も強さも戻ってきた感がある。ビュービュー吹かれて、枯葉もゴミも何処かに飛ばされていく。消えてなくなるわけではないだろうから、しかるべきところに吹き溜まっていくのだろう。然るべきところ。

ここのところずっと温かかったけれど、この強風を境に、季節相応の寒さになり、週末は雪の予報。

昼食は、職場での賄い飯。こういうのが時々ある。いやお金は払うんだけど。野菜サラダのポテトマカロニサラダ添え、煮豆、ささみカツ、ツナの春巻き、白米。腹ペコヤング向けのようのな凄いボリュームだった。少し残せばよかった。しかし自分で作らない食事は、何が出てくるか分からない楽しみがあって良い。週に一度くらいでいいから、帰宅したらすっと食事が出てきたらいいのに。おお！今日はカキフライですか！みたいな。

しばらく前から、時々に気になっていた右肋骨下あたりの張りというか違和感が、そういえばここ2，3日無い。というか気にならなかった。石でもあるんじゃないかとか、、いや飲みすぎによる脂肪肝かもしれないとか。もう禁酒してまる2週間経つので、そろそろ肝機能も回復（数字の上では悪かったわけではないです。医者に指摘されたこともなし。）してきたのかな、と思ってみたり。とまれ調子がいいのは良いことだ。

ネットでニュースを見ていると、阪神大震災から25年だという。25年。あの年はそのあとの3月だったかにオウムの地下鉄サリン事件もあり、なんだかとんでもない世の中になってしまったなぁ、と思ったものだった。25年。

帰宅してプールに行き泳ぐ。いつも通り1マイルを40分。今週は宿直日以外に残業が無かったので、6日連続で泳ぎに行けた。パーフェクト達成である。

夕食は先日作ったハンバーグ、カップスープ、ふろふき大根、大豆とひじきの煮物、南京の炊いたん、カブのぬか漬け、先日焼いたバゲットのようなパン。炭酸水。炭酸水は、腹が膨れるなぁ。

22時過ぎたし寝ます。