断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

禁酒日記 1月11日

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職場の人に、日本に帰省してたお土産ですと、カレーと焼酎をいただく。去年だったか「くまモン」ファンだというのを聞いて、うちでは使うあての無くなった、くまモンの弁当箱(新品)を差し上げたお礼のようだ。日本からは荷物の制限荷物もあるわけで、気持ちがありがたい。長年居る職場なので、私が(少し前までは)酒飲みだ(った)ということも知られていた上での焼酎のチョイスだと思うわけで、いや〜ちょっとヤバイ病気で禁酒してるっす、などとヤボを言うわけにもいかない。お礼を言って有り難く頂く。快癒したら少し飲もうとかなとも思うし、焼酎なら料理にも使える。鳥の唐揚げや魚の煮付け、豚の角煮などにも使えるはず。と、料理用の酒はそういえば琉球泡盛も頂き物があったのだった。唐揚げまた揚げるかな。角煮もいいけど、こちらで手に入る豚肉は、どうにも旨くない。たまにとんかつなんかを揚げるけど、美味いと感じたことが無い。日本の和牛なんて売り込むのならば、美味い豚肉を売りこんだほうが売れると思うけどな。儲からんのかな。

 

宿直明け。

保険会社と医者の事務方のどちらかか両方に問題があるのか、今週はPET/CT Scan のスケジューリングの進捗が無い。これが済まないと治療が始まらないので、気を揉む。保険会社はリクエストが来てないというし、医者の事務方は6日月曜にオーダーしたという。どっちなんだ。

朝がたにそんなメールのやり取り。月曜にまた医者の事務方から確認の電話がくるはずで、それをもってまた保険会社に電話するということになろうかと思う。病気よりもこういうのと戦わなければならないのがアメリカだなぁ。挫けず慌てず、淡々と主張し続けるのみ。

 

午前10時帰宅。

くもり、気温16度と季節外れの温かさなので、散歩に出かける。小1時間ほど歩いて帰宅。酒を飲んでいた頃の宿直明けなんて、早く酒を飲みたすぎて、散歩も面倒だった。早く飲んで早く酔って早く昼寝して、夕方に泳ぎに行くのに酔いを残さず行きたかった。冷静に考えてみれば、昼くらいまで飲んで夕方6時頃に酔いが覚めてた気がしたとしてもアルコールが抜けてる筈がない。アル中の発想だったと思う。飲まなくなってからは、ゆっくりブランチを食べ、昼寝したところで午後3時半くらいには自然に起きた。疲れやダルさ感もほぼ無い。いい感じだ。

オーダーしていたYシャツが届く。米国サイズで、16.5(首回り)、33ー34(袖丈け)。もうひとサイズ小さくても良いけれど、あんまりピッタリしたのは好きではないのでこれくらいがちょうどいい。高いブランドのものではないけれど、アイロンが要らないタイプのもので気に入ってる。定価$44のものが、ディスカウントされて2枚で$45くらいだった。しかしあのYシャツの「しつけ」の針や形崩れ防止用の厚紙やらは、どうにかならないものだろうか。1枚実質$20程度のシャツにどんだけ手間とゴミがかかっていることか。Mase in Vietnamとある。日本の「技能研修生」制度で劣悪な労働の告発記事を読んだのを思い出した。安価なシャツはそんな環境で生産されているのだろう。さりとて高価なシャツを買ったところで、相応の報酬が末端の労働者まで届くとは考えにくい。むかしならば町の仕立て屋であつらえたシャツを、大事に洗ったりクリーニングに出したりで、地域の経済が信用と仕事の質とを担保しながらそれなりに回っていたのだろうか。グローバライゼーションてのはアレだ、環境やら地域の繋がりやらぜんぶ変えてしまったな。悪いのか良いのか両方あるのだろうけど。

 

19時。泳ぎに行って帰宅。ガソリン$2.42/gl.

くもりやや風が強く気温摂取20°C。

野菜スープ、チキンとレタスキャベツのサラダ、ポテトマカロニサラダ、トマトソースのスパゲティ、ネーブルオレンジ。炭酸水。ネーブルオレンジは、バレンシアオレンジと比べて剥きやすいし、酸味がマイルドで好きだ。そして剥くと良い香りが指先にしばらく残るのが好きだ。

湿度が高い。夜半に雷雨の予報。雷雨もかなり好きだ。自分が安全な場所にいる限りは。なんというか雷雨というのは、こう大きなエネルギーが短時間で均衡をとろうとしている作業で、ただ眺めてるしかないのが良い。

ネーブルオレンジと雷雨。好きなものばかりを数えて集めていくというのは悪くない空想ですね。

食後、Youtubeで笑点のお正月スペシャルの残りを観る。笑福亭鶴光って、元気だなぁ。40年前、私が小学生の頃からラジオで喋ってたぞ?

家人があす朝から日本とSkypeで仕事をするとい21時半に就寝。