断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

けむらん亭で薫製を作る

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「燻製」後のチーズかまぼこと竹輪。

 

panasonic.jp

これですよ。

Moving Saleで夏くらいに手に入れました。新品だと日本で2万円超という価格。これがなんと$30で出てたんですね。投売りですよ。日本に帰国する人々のMoving Saleには、時々こういう「掘り出しもの」が出ます。もっともお金を払って引き取って、現物を確認するまでは、汚れ具合や動作確認ができないので、ギャンブルではあるわけですが。これは「魚を焼くのに1,2回使っただけ」と売主さんのおっしゃるとおりの美品でした。ラッキー。

と思ったのもつかの間、燻製用の受け皿と、ラックが無い…売主さんが忘れたのかどうかは分からないけれど、「明日帰国します」と引取りのときに言っていたので、連絡が付いたとしてもどうしようもない。Moving Sale あるあるですね。

ともあれ、強力な脱煙消臭機能が付いた両面焼きグリルとしては使えるので、野菜や焼き鳥なんかを焼いてみると、なかなか按配良く焼ける。いいぞ。焼き芋も美味く焼ける。これはいいぞ。汁や油が落ちる鶏肉などは、掃除が少し面倒だけれど、煙も臭いもほとんど出さずに上手く焼ける。ピザも焼ける。

ただし。魚は駄目だろうな、と試してもいない。経験則として、両面焼きのグリルは、網に張り付いてしまうというのを知っているからですよ。網にレモンや油を塗ったところで、たぶんあまり効果は無いと思う。これが前の売主が「1,2回使っただけ」で使わなくなってしまった理由だろうなとも思う。魚は片面焼きのグリルに限るのです。あまり引っ付かずに上手く焼ける、表目7の裏目3みたいな、魚用の焼き方が出来るし。

さて。やはり「燻製」がやってみたくなった。となると、燻製用の受け皿と、ラックを手に入れなければならない。残念な事にこの機種はアメリカでは未発売。Panasonic USAのサイトでも見当たらない。となれば、日本のPanasonicにオーダーするしかない。ちょうど一時帰国をする予定があったので、PnasonicのWebストアに注文して、実家に送って貰うように手配した。アメリカ発行のクレジットカードが使えずに、「商品代引き」という昭和な決済方法はしかしどうにかならないものだろうか?燻製用の受け皿とラックで5000円弱だったと思う。

ec-club.panasonic.jp一世を風靡した世界のPanasonicのお粗末な決済システム。良いモノを作ってるのに、売ろうという気概が無い。大規模リストラする前にやる事があると思いますよ。

無事燻製用の受け皿とラックを手に入れて、アメリカに戻ってきた。ついでにアマゾンで、燻製用のスモークチップというのも買っておいた。

 

 

500g入り×4種類合計2キロで2700円くらい。「けむらん亭」のマニュアルによると、一回あたりの燻製での使用量は15g。明らかに買い過ぎたきがするけどまぁいいや。

で、最初の写真が「ウイスキーオーク」のチップで燻製した、チーズかまぼことちくわ、というわけです。

燻製したての温かいうちは、あーまー燻製ですね、というなんだかボンヤリした味だったけれど、一晩くらい冷ましておいておいたものは、馴染んでまずまずの美味さ。ウズラの卵やチーズなんかも美味そうだし、豚バラを塩漬けにしたやつからベーコンを作ったり、スモークサーモンなんかも作っていこうと思います。サンキュー。