断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

日本の医者アメリカの医者

あ、いや極私的な経験と印象に基づくもので、科学的な手法で検証したわけではないですどうもすいません。

 

病気、とまではいかなくても、血液検査や尿検査などで、標準を外れた数字が出ると、日本の医者は、痩せろとか運動しろとかお酒と摂取カロリーを控えて、生活習慣を改善しましょうね。と、まぁ言う。仰るとおりでございます。そして弱めの薬を出して様子をみましょう、と言う。

アメリカの医者は、そういうことも少しは言うけれど、概ねバシッと効いてくる強めの薬を出す傾向にありますね。

病気、とまではいかない数字や症状の種類や程度にも、もちろんよるんでしょうが、思うに、アメリカの医者とくに家庭医や内科医にしてみれば、食事生活習慣指導は自分のの仕事じゃないし、それはご自分で管理してちょうだい、という感覚なんじゃないかな、と思いますね。そもそも、食事や運動の自己管理が出来る人間ならば、それらが原因で医者にかかったりしないだろうし、現実味の薄い本人が実行するかどうかも分からない理想を語ったところで目の前の患者の症状が改善しなければそれこそ医者の職務怠慢、と言わんばかりに薬をドカーンと出してくる印象があります。

最も、製薬業界とのごにょごにょやら、民間保険会社とのもにょもにょなんぞも絡んでて、それはあれでなにな事情もあるんでしょうけれども。

かかる側としても、簡単にふらりと医者に行くわけにもいかないので、毎回予約を入れて医者様にお目にかかるのはけっこう面倒な作業なもんで、いちどお目にかかれたらば、バシッと効くやつをば処方してもらおうという魂胆もあるんですけどね。

ま私は本格的な治療とか手術はアメリカでは受けてないので、あくまでも投薬だけで済む内科的な医者の話ですが。