断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

部分日蝕

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(iPhone 6sで撮影)

8月21日(月)は、北米を横断する(場所によっては「皆既」)日蝕でした。当地では蝕の最大が80%くらい。

(前の晩から朝まで仕事だったので)あー…まー…天気が良かったら観ようかなぁくらいの気分で居ましたが、これが快晴。観ないわけにはいかないぢゃないですか。

しかし、およよ。

観察用のサングラスは1カ月も前からどこも売り切れで買えず。Amazonでも10個セットで100ドルとか、エグイ商売が展開されててグッタリですよ。

 

むかし観た日蝕で記憶があるのは1981年のだったかな。ネットで調べたら7月31日月曜日でした。たしかに1981年。当時中学生の私は、夏休み中ですね。うん。部室(音楽室)から、眺めた記憶があります。たしか、ガラスにロウソクで煤をつけて。あれっ、100円ライターみたいなので炙ったんだっけかな?それは誰が用意したんだろう?

BGMはRCサクセッションでいかがでしょうか?81年だから、あるいはイモ金トリオの「ハイスクールララバイ」。まーそんな時代ですよ(遠い目

 

 

と、日蝕メガネが無ければそれをまた自作すればいいじゃない、と思いついたわけで、鍋のフタにロウソクで煤を付けて作りましたよ。日蝕観察ナベ蓋。

ファンタスティック。

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必要は発明のマザー牧場(®ガッツ石松)と申します。結論としてはバッチリでした。で、これをiPhoneに被せて撮れた写真が冒頭のものです。まさか撮れるとは思わなかったけど、数うちゃ中るもんですネ。

 

…ツラツラ思うに、1981年なんて36年前ですよ。昔過ぎてクラクラしますよね。戦後36年ですから。…時間の感覚としてそういうことなんです。今年は戦後72年で、その倍の時間が経っているというわけです。1981年は中学生でしたが、「終戦」なんて生まれる前の遠い昔の話という感覚しかなかったけれど、あの時点で「戦後36年」です。それから36年たって2017年。中学生だった36年前は、昔は昔だけれど、そんなに「遠い昔」って程ではないんですね。記憶があるし、何をしてたか覚えてるし。結局「その時」に生きてて記憶があるかどうかで、「過去」の時間の感覚って随分違うんだなぁという話ですよ。

 

まそれはさておき。アメリカ大陸では100年ぶりくらいの皆既日食のチャンスだったようで、ウチから1時間くらい車で南に行けば、皆既月食のポイントでしたが、まーそこまで運転するガッツも無かったですよ。こういう日は出かけずに大人しくしてるが吉。だと思うんですよ。億劫なだけともいうけど。

 

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〆にもう一枚、奇跡的に撮れてしまった写真。飛んでる飛行機と、部屋の二重ガラスに屈折して反転して映った日蝕。写真なんてのは、数を打てば(撮れば)、何枚かは良いのが取れてしまう取れてしまうもんですね。ほほぅ。