不味さの向こう側
近所のアイリッシュパブで出て来たフィッシュ&チップスが不味い。
だけどだけど、それは不味くて良いのですよ。不味いフィッシュ&チップスは正義。
何故ならそれは、そういうアテだと、それなりにこれまた不味いギネスビールが輝くからであります。
あーはいはい。
異論は御座いましょうけれど、けれどアナタ、先ずはご自宅でギネスのあの大仰な、わざわざ細かい泡を立たせる為にプラスチックの白い小玉を小賢しくも仕込んだギネスの缶ビールをブシュっと開けて飲んだことがありますか?
無い方はここでお引き取り下さい。お疲れ様でした。
さて、ある方。
お疲れ様です。あれ地味に高いですよね。まーいいけど。あのプラスチックの白い小玉が仕込まれたギネスの缶ビールですね。キンキンに冷やそうがアナタ、何故か今一つ美味くない。と思いませんか?
いや美味い思わないと仰るあなた、お引き取りくださいお疲れ様でした。
思う!と言うアナタ、正しい正義の味方であります。あのビールは基本的に美味しいビールじゃないです。炭酸は弱いうえに、苦味も甘味も中途半端。要するに不味いビールです。
私かつてアイルランドを🇮🇪レンタカーで、ぐるっと回ったり離島に渡ったりの旅行をした時分に毎日毎日ギネスをぐびぐびグビグビ飲みましたが、これは美味かった。
何故か?
相対的に料理が不味かったからであります
料理が不味いが故に、ギネスが輝いてくというわけです。
あくまで個人の感想ですけども、これ意外と当たってると思うんですよね。
その土地のビールと食べ物は、釣り合う。
なので自宅で下手に美味いツマミなんか作っちゃうと、ビールが大変ですからって話にもなります。
バランスというか釣り合いって大事ですよね。
現場からは以上です。