断・胃食道亭日乗。旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」

(消防署のほうから来ました。) 食道胃接合部癌→術後肝転移(Stage IV)のヲッさんの暮らし。

スシ屋のワサビ

 

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「ワサビを追加を頼まれることが多いから、多めに入れて握った。」とはやはり苦しい言い訳だとおもう。まさか本わさびを使っているわけでもないだろうし、頼まれたらその都度出せばいいだけだと思います。

アメリカで、ずいぶんスシを食べてきたけれど、馴染みのお店を除いては、はじめからワサビが入っているスシは少数派で、皿の端に別盛りで出てくることが殆どのように思う。お好みでどうぞ、というわけです。とても合理的だとおもう。

 

界隈に暮らす日本人が情報交換をするWeb上の掲示板がある。

「日本人が握っているお寿司屋さんを教えてください。」「○○というお店は日本人シェフです。」という書き込みを時々見かけて、ぐったりした気持ちになる。明らかな人種差別です。「日本人」が何を担保するというのだろう。日本人でないひとが握ったスシは、どうだというのだろう。

「日本人」とは何なのでしょうかね。楽天のオコエや、オリンピックの陸上400メートルリレーで、アンカーを走ったケンブリッジ飛鳥だって、日本生まれの「日本人」です。日本人の両親のもとに、アメリカで生まれ、日本に行ったことがなく、日本語は話すけど英語のほうが得意な「アメリカ人」は、見た目は日本人だけど、やはりアメリカ人ですよ。

まそれはさておき。

アメリカに来たばかりのころ、ケーキ屋で働いていた時に、隣の中華兼スシ屋が、よくカリフォルニアロールなどを差し入れしてくれた。交換みたいにして、残り物のケーキなどをあげてた。(ケーキ屋の)アルバイトの女の子に、別盛りのワサビを「アボカドだよ」と言って何度か食べさせたことがあります。どうもすいませんでした。